今回は猫さんの歯石除去と歯の吸収病巣についてご紹介させていただきます。
歯の吸収病巣は猫さんに特有な病気となります。
歯の根っこ(歯根)が顎の骨に吸収されてしまいます。
また、原因ははっきりと分かっていません。
骨への吸収が起こることで歯の痛みなどがでることもあります。
治療は、吸収されてしまった歯の抜歯となります。
今回、7歳の猫さんが歯石除去で来院されました。
お口の中を確認すると、奥歯の一部が赤く見える(写真2枚目)ところがありました。
この部分が吸収病巣となります。
さらに詳しく、レントゲン検査で確認していくと、歯根が骨に溶け込むようになっていまし
た。
そのため、歯石除去と吸収病巣を起こしている歯の抜歯を行いました。
猫ちゃんもお家でお口のチェックをしてあげてくださいね。