当院で行った犬の歯石除去(スケーリング)と歯の溝を埋める処置(シーラント治療)をご紹介します。
今回は、3歳の柴犬さんの治療を行いました。
<処置前の様子>
まだ若いですが、歯に汚れが付き始めていましたので、まずは全体の歯石をキレイに取ります。そして表面を細かなパウダーで磨き、歯石を付きにくくします。
<処置後の様子>
その後に、奥歯の溝を埋めるためシーラント治療を行いました。
奥歯は歯磨きが難しく、また溝の部分に汚れが付きやすいですが、今回のシーラント治療により、汚れの付きやすい溝がなくなりましたね。
処置前(左) → 処置後(右)
わんちゃんではまだまだ珍しいシーラント治療ですが、人の歯科医師監修の下、歯の処置を行っております。
さらに、人用の歯科機材を導入し、効率よく歯石を除去することで麻酔時間を短縮、動物の体への負担を軽減しています。
2019年には「年1回の歯石除去が犬の死亡リスクを約20%低下させる」との報告もありますので、わんちゃんの歯の汚れが気になる、口臭が気になるなどのお悩みがあれば一度、ご相談ください。
ご相談は公式LINEからも受付けております。
*歯石除去は全身麻酔下での処置となりますのでご了承ください。