小型犬の骨折治療
- 平和の森AnimalClinic
- 2023年12月13日
- 読了時間: 1分
更新日:2023年12月14日
今回は中年齢の小型犬(3.3kg)さんの骨折治療をご紹介します。
『散歩の途中に段差から落ちてしまい、前足をあげている』とのことで来院されました。
レントゲン検査にて前肢(橈骨、尺骨)の骨折が認められました。
骨の幅は4.5mmと、とても細いです。
今回は、手首に近い位置での骨折、折れた骨のズレが大きい、中年齢であることから、
治療プランとして、手術による骨折の整復術をご提案させていただきました。
手術の方法も様々ですが、もっとも合併症の少ないプレート固定という方法を選択しました。
手術によって骨の位置が綺麗に戻りました。

手術の後は2週間ほどは安静にしてもらい、その後、少しずつリハビリをしていきます。
当院では、骨折などに関しては、整形外科の専門医と連携して、治療・手術を行なっています。
小型犬さんの場合には、段差や抱っこから落ちて骨折してしまうこともあるため、十分にお気をつけください。